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故国日本を守られた英霊の皆さまへ

 

  先の大戦である大東亜戦争が終結して今年で65回目の夏がきました。

  わたくしが生まれる四半世紀前に、まさに日本は矢尽き刀折れ、この戦争は終わりました。

  爾来、焼け野原の祖国をもう一度立て直そうと、生き残った方々は全国で必死になってあらゆる分野で復興に邁進されました。それは物資もなく、連合国軍の統治下でもあり、並大抵の苦労ではなかった事でしょう。かつては一天万乗の君と称された昭和天皇も国民と労苦をともになされ、国民を励まされるべく各地を巡幸されました。

  

  生き残った先人の方々は、やがて再び日本を世界に冠たる大国に育て上げてくれました。経済ではアメリカに次ぎ、世界の首脳国会議では唯一アジアから我が国が参加し、国際的にも日本の存在は大きくなりました。

  「もはや戦後ではない」という言葉も生まれ、日本は物質的にも、文明的にも豊かな国になりました。国民の寿命も伸び、所得倍増計画も国をあげて行われた時もありました。

 

  毎年夏が来て、玉音放送がされた8月15日の正午には、かつて宮城をお守りした近衛師団があった場所で政府は全国戦没者を追悼しております。

  我々は常に、戦争で亡くなられた尊い方々の犠牲のうえに今日我が国の平和と繁栄があるのだと教わってきました。

  でも、その尊い方々である英霊の皆さまの体は、まだ祖国日本に帰ってきておりません。今もまだ南溟の海深くに亡骸が眠っておられ、大空で散華された方や孤島のジャングルや地下壕ではまだその身を横たえておられます。

  現在に生きる日本人の一人として、深くお詫び申し上げます。

  本当に申し訳ございません。英霊と申し上げながら、尊い犠牲と言いながら、皆さまのお体をまだ、祖国にお迎えしておりません。65年間も野ざらしにしたままでありました。 そんな国民が本当に世界から、心の底から尊敬されるわけがありません。

  皆さまの魂は、東京九段の靖国神社にお越しになられているとも教わりました。

  皆さまの残してゆかれた遺書には、「靖国で会おう」と記されておられます。本意ならずのお方もおられたかもしれません。

  しかしわたくしは、後世に生きる日本人として、せめて毎年 靖国のお社に伺いまして、故国日本を守られた英霊の皆さまに、わたくしの父母を守っていただき、そのおかげで今日の自分が生きていることに衷心より御礼申し上げ、そして皆さまが未だ帰らざることにお詫び申し上げ、最後にどうかこの日本国を天上よりお守りいただけますよう伏してお願い申し上げます。 これはわたくしが一生を終えるまで続けてまいります。 先人の方々が九段の靖国で待っていると申されているのです。後から生きる我々日本人が約束を破るわけにはゆきません。

 現在このお社をめぐり論争があることは承知しております。それによって参りたくない方々に強制する事はいけません。

  そこに魂があると信じる人が参るべきであり、それが礼儀であると思います。

  世界のどの国でも、その国のため好むと好まざるとに関わらず、戦い亡くなられた英霊を讃えます。その国の人がその国の英霊の名誉を守ります。

  我々日本人が私たちの英霊を守らなければ、誰が守ってくれるのでしょうか。

  どこの国の方が守ってくれるのでしょうか。

  理屈ではありません。わたくしの素直な気持ちです。

  

  あの戦争を戦われ生きてこられた方々も平成の時代となり、残念なことですが鬼籍に入られた方が多くなりました。貴重な歴史の証言者でありました。

 と同時に最近の子どもは、もはやかつて日本とアメリカが戦争をしたことも知らず、戦争が風化しているのではと危惧しております。

  歴史という事実から目を背けてはいけないと感じます。歴史は常に我々を見つめております。自国の歴史を大事にしない国民は砂上の楼閣のように、いつかは滅びてしまうでしょう。

  平和は唱えるだけで得られるものではありません。平和は時には国際情勢の中で勝ち取らねばならない時もあるでしょう。この国に生きる者として有事の際に日本を守るその覚悟を心の中に持っておきたいと思います。

  今の日本の平和は、本当の平和なのか、本当にいつまでも続く平和なのか、しっかり検証してまいります。強い風雨の中でも、嵐がきても、決して消えない平和の灯火をつくりあげます。

 

  英霊の皆さまを同じ日本人として誇りに思います。

  皆さまの崇高で至純な心をわたくし達は忘れません。

  また桜の咲くころ、皆さまにお会いいたしたく、九段のお社にお参りします。

  皆さまの魂が幾久しく穏やかでありますことをご祈念しつつ。

                                         前田 崇之

  

 

  

 

 

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